広域支援部門では国の障害者福祉施策との連携のもと、放送番組や映画をはじめとする、さまざまな映像作品に字幕や手話を付けて、映像における聴覚障害者の情報アクセシビリティの確保に努めています。
また、聴覚障害当事者の出演による自主制作番組の制作や、聴覚障害者向け映像制作の技術指導、人材の育成に取り組むなど、聴覚障害者が映像文化を享受できる環境づくりに努めています。
字幕ビデオライブラリー共同事業
全国の都道府県・政令市等に開設された聴覚障害者向け映像ライブラリー貸出機関(令和2年3月現在 57か所)に対し、既存の番組に聴覚障害者に配慮された字幕や手話を付加した映像作品を提供する事業です。放送番組や映画を中心に、年間100番組以上の字幕・手話付加映像作品を提供しています。
手話入り映像ライブラリー等製作貸出事業(厚生労働省委託事業)
聴覚障害者の社会参加と自立の実現に向け、「社会情報」「生活情報」「趣味、教養情報」等、社会生活に必要な幅広いジャンルの手話入り映像作品を自主制作し、全国の聴覚障害者の方々へ情報提供しています。
その他
聴覚障害者向け映像ライブラリーを普及させるための環境整備の一環として、テレビ放送番組等へ、全国の聴覚障害者情報提供施設が行う字幕制作に係る著作権処理を行うほか、字幕制作に必要な知識・技術の支援も行っています。