「健康診断」
先日POOHは新宿の検診センターへ行ってきました。
ん年振りの立派な検診!!
それは、熱い熱い午後の新宿歌舞伎町を超えて、
やっと辿り着きました。あつい…暑い・・・ふうっ…。
大丈夫かな…久し振りに胃の透視もやるし…。
なんだか立派なセンターだなぁと思ってきょろきょろしていたら、
次から次へと女性の列が長くなり、
制服のお姉さんがなにやらしゃべり出しました。
ん??わからん!
とりあえず受付に行き、いつも通りに、
「耳が聞こえづらいのでよろしくお願いします」と挨拶を済ませ、
列に加わりました。
何人ぐらいいるのだろうか・・・うんと・・・50人は軽いな~。
み~んな、ピンクの可愛い検査着姿です。女しかいない・・・当ったり前ですね。
みんな揃ってロビーのソファに座って順番待ちです。
これ、もしグレーだったらちょっとヤバい所っぽいです。
なんだか、とっても不思議な空間です。
と!いきなり、皆が動き出しました。なんだ?
番号を読み上げている様子。声が全然届かないですよ~。
そうかそうか!腕につけている番号順に検査だなと思ったPOOHは、
自分のご近所番号の人を探しました。
いたいた!前の番号の人は、あられちゃん風メガネの茶髪のお姉さん!
POOHは、このお姉ちゃんの後を金魚の何とかみたいにくっついていきました。
「耳聞こえづらいんでよろしく」ともちろん挨拶。
スタッフは時々メモを見せにダッシュしてきてくれます。
でも、POOHが一番心配だったのが、胃の透視です。
だって、以前腸の検査で怖い思いをしているから(コラム3で紹介済みです)。
聞こえない人間が検査を受けるってけっこう大変です。
事前情報があればまだしも、ないと本当に不安になるものです。
昔はレントゲン検査で聞こえないために、
台から落ちたという話も聞いたことがありますしね。
いよいよやってきました。バリウム飲んでげっぷを我慢するあの検査。
呼ばれるのは番号順だし大丈夫。
POOHを呼んだのは若いイケメン技師さん。
「難聴なんで、聞こえないので、こうやってジェスチャーとかお願いします」と
ジェスチャー指導しようとするPOOH。
「まったくだめ?マイクここ!ここ!!どうかな・・・」
と立派な台の立派なマイクを指す技師さん。
すごい!!もしかして聞こえるかな・・・。
と台に乗って、補聴器全開!耳を一応澄ましてみたPOOH。
うわ~~~~~~~!!!
ぼにょぼにょしてて何だかちっともわからん!!
ガラス越しの技師さんを睨み、×印を出したPOOH。
OKと余裕の笑顔の技師さん。
そこからがすごい!
何と!技師のお兄さんの指一本の指示で体位変換を無事終了できたのです。
指をくるくる左回し、右回し、
ちょっとだけのときはそのように、指捌きの上手なこと。
いや~~助かりました。
受付や案内係、技師さんの対応はかなり暖かいものでした。
胸部単純レントゲン検査も「息を大きく吸ってください」とか電光表示でしたし。
それにしても・・・10年前とはえらい違いです。
人間は進化し続けますね~~。
ちょっと文句言いそびれたのは、ドクターへです。
カルテ見たまま下向いたまま、小さな声で話さないで下さ~~いって。
カルテに「聞こえない方です」って書いてあるでしょうが!って。
聞こえない・聞こえづらい皆さん!
医療現場でもどこでも配慮の必要性を言いましょう!
少しずつでも頑張りましょう!