ものすごく久しぶりになってしまったこのコーナー。
いつも忙しいことを理由に間隔が開いてしまっていたのですが、
今回は、相変わらずの忙しさに加え、
ちょっと意欲が低下していたことも事実であります。
このコーナーでも、話していました愛犬チャッピーも天国へ昇りました。
毎日帰宅すると、大喜びで毛糸玉が転がってくるように迎えてくれた
チャッピーはもういません。
今も帰るたびに、いつもチャッピーがいて当たり前だった部屋にいると、
思い出します。
たかがペットですが、とっても大きな存在だったということをしみじみ感じては、
ありがとうという気持ちと悲しい気持ちが交差します。
昨年6月にこの世を去った後輩ももう会うことはできません。
ついこの前まで、触れて、話して、笑って、
支えあった人や動物がいなくなるということが、
どんなに理屈ではわかっていても、感情的には、
納得できない感じとか、受け入れられない感じとかが、
なかなか消えないものだと感じます。
人生の中で大切な人との出会いと大切な人との触れ合いがあって、
生き別れとか死に別れとかあって、
出会いと別れを繰り返していくのが人生ですね。
「時代」という歌を思い出します。
人との別れは本当に切ないものです。
津波や地震で愛する人を亡くされた方々の思いは、
簡単には語れず簡単には癒されないことでしょう。
せめて、温かな、部屋や食べ物、飲み物、人のこころ、
手話や筆談などを使う自由がありますようにと祈るばかりです。
さて、わたくしの最近の耳事情ですが、
ここ数年ですっかり聴力は滑り落ちまして、
好きな歌を聴くような時は、かすかに残った力でループにしがみつくようにして、
聴いております。
人の力は永遠ではなく変化し続けるものであ~る。
仕方ない・・・しょうーがない・・仕方ないです。
なので、最近では街中でほとんど、
聞こえないからこうしてくださいと言えるようになりました。
でも!先日久しぶりに変な対応されましたのでご報告。
デパートのポイントカードを発行するための手続きをしていた時、
対応したのが初老の紳士然とした店員さん。
「聞こえませんから筆談でお願いします」といったら、
ああ・・・わかったという表情。
なのに! ぺらぺらしゃべりだすではないですか!
「は? 聞こえないんですけど」と言うと、
おじさん口に手を当てて大声を出し始めた。
無駄な大声出して、口元を隠して声が周りに
響き渡らないようにしようとしたのだろうけど。
いや~びっくり!
大声がどうしてわかったかと言うと、
顔が真っ赤になって、
首筋の血管がハチ切れそうだったから。
お~~こわい!難聴者相手に大声出して、脳溢血なんてことになったらやだやだ。
バッグからメモボードを出して、身ぶりで「書いてくださいよっ!」って伝えたら、
片手で書きながら、片手で口元押さえて、まだ大声だしてる・・・・変なおじさん!
最近の店では断然若者の方が対応が上手である。
難聴者のみなさん、ろう者の皆さん、自らの行動で、
「聞こえない人に自然に対応できる人」増やしましょう!